
塗り壁と云えば・・・
ゲゲゲの鬼太郎位しか思い浮かばない
そんな昨今・・・・

粛々と進んでいます
社屋新築工事
そんな「鬼太郎塗り壁」を施工中です

塗り壁と云えば左官職人さん
そう相場は決まってたのですが
塗り壁工事の減った今現在
希少な作業の一つとなったよーです

良くも悪くも
家の工業化と共に
あらゆる職種で合理化の名のもと
画一的で便利で容易な上
しかも早く使える資材が横行し

職人の「腕」技術は
みるみるうちに衰退して行きました
最終的には3日ほど訓練すれば
誰もが大工だ左官だと言えなくもない
名前だけ職人の輩が
増えてしまったのです

特に今風の仕事といえば
「リペア」=補修屋という職種もあり
家をつくる過程で今まで自己責任で
補ってきた職人さんたちの「手直し」も
とうとう分業化され
責任を取らなくても良いまで
来てしまいました・・・・

なので・・・
たまに本格的な「技」を求めれば
「上手く出来なかったり」
「初めから断念したり」
酷い輩になると
「知らなかったり」・・・・
とにかく情けなく
危機感を感じるのであります

だからという訳ではないですが
当社ではわざわざ・・・・
昔を踏襲した
「わざわざの技」を手掛けます

まっ、賛否両論ありますが
技術を残す事と
形を残す事と
そして新たに若手に挑戦してもらい
腕を磨く事に
なんとなく思い入れがあります

「非合理的」だと言われるでしょうが
先人の「技」を少しでも
残せることが出来たらと思うのであります
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」


