実力テスト?
大工さんだって笑います
何の笑顔かと云いますと・・・
実力テストの結果が良かったから?
大工さんの実力テストと云えば・・・そう
現場の気密測定!!
皆さんも周知の事とは思いますが
家の隙間は少なければ少ないほど良く
一応「0」を目指すべき
何故なら?
実際の暮らしでは
調理機、浴室、トイレの換気扇に
製品的な窓の隙間や人の出入りまで含めると
多くの隙間があり多くの空気を
自然換気で賄っています
と、云う事はその他の隙間は
なるべく「0」に近い方が良い
と、思いません?
家の隙間は外気が侵入しますので
安定した冷暖房の妨げにもなりますし
適切な換気の妨げにもなります
家の隙間が多ければ
「隙間風」が生じ
換気が助長されるのではないか?
と、思われるでしょうが
実際はそれらの隙間によって
適正に換気が出来なくなるのが実情で
隙間風=換気ではないのであります
さてこの度の
大工さんの実力テストの結果は?
C値0.16
久しぶりに0.1台が出ましたね~
隙間の大きさは
こちらの画像を見て頂ければ一目瞭然
弊社の社内規定がC値0.3以下
この0.3と云う数字は
これ以下にすれば高気密として
遜色ない性能になると云う基準をもとに
策定しています
しかもこの度は家が大きい為
その外皮面積も多く
隙間も必然的に多くなります
0.3以下の数値を出すだけでも
結構大変なんですよ
そしてこれらの家の隙間を少なくするのは
・・・すべてが大工さん次第
よって気密測定は
大工さんの実力テスト?と
云われる訳です
家は実力のある大工さんに
つくってもらいたいものですね
皆さんの建てる家も
もちろん気密測定しましょうね
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員