株式会社 近藤建設興業

4社会議・・・

2019.2.19

久しぶりのですね~

屋外では待ち人を待つスタッフ・・・

ちょっと癖はありますが

スタッフ総出で出迎えたのは

広島、山口の遠路はるばるから

ご来社頂いた面々

右から・・・

広島南区仁保新町のカオル建設の衣川社長さま

同じく

広島呉市焼山東の高橋工務店の高橋社長さま

山口からは

周南市のインテックの西村さま

実はHEAT20

「2020年を見据えた

住宅の高断熱化技術開発委員会

に所属するスーパー工務店の皆さんです

カオル建設さんは

高気密高断熱の元祖

新住協(新木造住宅技術研究協議会)

http://shinjukyo.gr.jp/ に

所属する業界では超有名工務店

高橋工務店はSW会の同志

インテックさんは

中四国で気密測定を生業とする

気密測定の専門店・・・

 

とにかく今現在で最高峰のマニアック?

の方たちが来社された訳です

4社で勉強会や意見交換を行った後

早速インテック西村さんから

「こちらの建物の血圧測定しませんか?」

って・・・

まぁ、何を測定されても

ある程度のスペックのある弊社の建物

恐れるに足らずと受けて立ちました

建物の血圧測定とは?

 

完成後の屋外と屋内の圧力差を計測し

空気の流れや湿気の流れが

きちんと計画通り出来ているのか?

の実測です

今現在日本の住まいは

24時間換気の義務付けによる設備が

取付られています

 

よって気密の良い家(C値0.3以下)は

通常では

屋外屋内の気圧差はバランスが取れています

ところがキッチンの換気扇を回すと

ご覧のように屋外内差が10㎩(パスカル)

約1平方メートルに

1㎏の荷重がかかった状態になります

西村さん曰く・・・

屋内が負圧になると壁の中の湿気を

引っ張り出す事が出来

躯体の長寿命に役立つとの事

キッチンの換気を「強」

プラス「お風呂の換気」も回すと

 

ご覧のように20㎩となります

このあたりが壁体内の除湿対策に

最も良い状態だそう

特に現場吹付の断熱材や

セルロースファイバーなどの

自然素材系の断熱材は

空気を沢山含んだ状態だと

湿気が溜まりやすく逃げにくくなり

壁体内結露のリスクが高まります

 

それを防ぐために

24時間換気だけではなく

 

時には強制換気を使い

壁の中の湿気を引っ張ることが

大切なのだそうです

 

幸い・・・

弊社の採用している

硬質ウレタンフォームは工場生産品であり

 

厚みは壁と同じで空気層が無く

しかも湿気を通さない断熱材なので

 

そうした壁体内の湿気対策は

別段考慮しなくても良いそうです

 

が・・・

いずれも気密性能C値が

0.3以下程度の建物での話

 

気密性能の無い建物では

壁体内の湿気は常に

危険なレベルになっているそうです

その後も現場の見学に

勿論・・・懇親会

 

住宅性能について

深夜まで語り合ったのは

言うまでもありません

 

個人的にも

「換気」や「エアコン」について

疑問が生じていましたので

 

それらについても

沢山のアドバイス等も頂戴でき

ほんとに素晴らしい経験となりました

 

次回は同じメンツで

他地域へ合同で乗り込む事を企てていますので

同業者の皆さん・・・お気をつけて

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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