株式会社 近藤建設興業

家は自己中?

2017.11.11

本日はお日柄も良く

心配された天気も回復し

おめでたく上棟です

陣屋町で栄えた南区は妹尾地域

 

陣屋町とは江戸時代の役所・・・

その出張所的な存在でしょうか

そんな陣屋町の妹尾地区は

そうした人や物資の往来で栄えた

 

今でも当時の名残のある

・・・そんな地域です

家はもちろん

建てる人の自己所有物です

 

なので・・・

 

どんな家を建てようが

基本的には勝手です

が・・・

由緒ある場所に建てる場合は

 

そんな簡単には行かないのでは

ないでしょうか?

何故なら建てた後・・・・

 

最低でも50年以上は

その場に存在する訳ですから

 

そう考えると・・・・

妹尾のような地域に

 

場違いな・・・例えば!

 

シンプルモダンな

デザイナーズ住宅は

いかがなものでしょう?

確かに家は

自己所有であっても

 

そのボリュームからその地域の

ランドマーク的な存在なはずです

なので・・・

 

住まう自分達さえ

良ければイイ?的な

存在の家は遠慮すべきだし

 

そのような地域を

考慮せず設計する設計屋も

いかがなものかと思うのであります

 

地域性を考慮せず

建ててきた今までの日本の家

 

残念ながら

「多国籍」とか言われて久しい

別段・・・

 

「何々風」がおかしいと

言ってる訳では無いですが

私の生まれ故郷、吉備中央町でも

 

農家住宅の母屋の隣に

 

南欧風の離れが

建ってるのを見るのは

 

珍しくはありませんが・・・・

どうしても・・・

いかがなものかと思うのは

・・・・私だけでしょうかね?

このように「家」は地域性も重要

 

なのでいくらお客さまのご要望でも

すべてを形にするのは????

 

が、残念ながら受注欲しさに

要望を丸のみにする住宅屋が後を絶ちません

 

最近では県外から設計屋・・・

所謂、建築家なるものを呼んで

設計させるシステムがまかり通ってますが

 

県外の建築士に

地域の事が分かるのか?!!的な

 

建築のプロである以上

その辺の配慮も非常に極めて

重要だと思うのでありますが

 

いががでしょう?

 

家は「自己中」ではいけないのです

 

この度

地域性を配慮したプランで

ご縁を頂戴し

 

今日のこの日を

迎える事が出来ましたTさま

 

本日

大変おめでとうございました

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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