株式会社 近藤建設興業

恐ろしいハ・ナ・シ

2017.12.2

南区は東畦(ひがしうね)に建つ

「おかやま暖涼の家」

 

お引渡しです(祝)

お施主様のMさまは

 

当社が標準仕様にしている

断熱パネルの工場見学にも

ご来場いただいた

 

超熱心な高性能マニア?

よって・・・・

Q値1.51

C値0.14

ηAC値1.4(イータエーシー)

ηAH値2.5(イータエーエッチ)

(拍手)

の素晴らしい性能数値の家が

完成しました

もちろんこれらの数値は

断熱パネルの性能によるところが

大きいですが・・・・

 

実はパッシブデザインは

それだけでは語れない訳で

住宅のプロでも

意外に知られていない

その秘密?

 

パッシブデザインと言えば

唯一の数値化が

「室温」ですが・・・

「室温」は住んでから実測するもの

 

でも、住まなくても・・・・

 

「室温」以外で

 

パッシブデザインの

良し悪しを判断できる

数値があるのです!!

ちょっとマニアックですが・・・

 

それが先程の

ηAC(イータエーシー)

ηAH(イータエーエッチ)

と言う数値です

岡山地域では・・・

ηACが1に近く

ηAHが2.5に近ければ

パッシブ的には優れています

ηACのCはクールのC

よって「夏時」に使う数値

 

ηAHのHはヒートのH

よって「冬時」に使う数値

ηは熱の取得率

Aは平均のアベレージのA

 

なので結論を言うと・・・・

 

「夏は数値が小さいほうが涼しく」

「冬は数値が大きいほど暖かい」

 

って訳

なので夏時には1に近く

冬時には2.5に近くなれば良く

 

双方の数値の開きが

大きければ大きいほど

 

パッシブ的には

優れているんですね~

もちろん

なんちゃってパッシブをやると

この数値が近づいたり

 

もっとひどいのは・・・・

数値が逆転したりします

数値が逆転すると言うことは・・・

 

夏・・・暑く

冬・・・寒い

家になるって事です

このように

幾ら

性能がよい断熱材を使っても・・・

 

幾ら

断熱性能の数値だけを良くしても・・・

 

快適な家になるとは限らない

全ては・・・・

 

パッシブデザインを

熟知しているか、していないかの

設計者の知識により・・・・

同じ材料や同じ条件で

設計しても

 

全く異なる家になるという

・・・・恐ろしい話

これから皆さんが

自然のエネルギーを最大限に使い

 

快適・健康・省エネな暮らしを望むなら

パッシブデザインは不可欠

ならば・・・

 

そんなパッシブデザインが出来る

設計者がいる工務店を選ばないと

大変なことになります

ηAC(イータエーシー)

ηAH(イータエーエッチ)

 

確かに難しい言葉ですが

 

家づくりで後悔しないためには

是非覚えてくださいね

 

知らないと・・・

ホントに恐ろしい・・・ハ・ナ・シ

でした

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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