株式会社 近藤建設興業

エアコンは家電?

2018.2.16

パナソニックのエアコン

エオリア・・・

ネーミングの復活です

 

エオリアと云えば・・・

 

若かりし頃聞いた徳永英明さんの歌

エオリア~♬

 

若い方は・・・知らないですね

 

さてこの度はそんな「エアコン」

 

身近な存在であって

どんな家にも必ずあるであろう

暖冷房両方できる優れもの

 

しかも省エネとあって

基本的には悪い所は無いのですが・・・

 

世の中には断熱性能が低い家に暮らす

「エアコン嫌い」の方もいらっしゃいますが

そのエアコンを深堀して検証し

 

若いスタッフにも

改めて知ってもらおう的な

「エアコン研修」を開催した訳です

 

改めて・・・・

「エアコン」と云えば

 

ヒートポンプ技術により

冷暖房両方できる優れもの

 

昔は冷房だけの

「クーラー」ってのが存在しました

 

我々の年代までぐらいが

「クーラー」って言葉を使うかも?

 

それはそれで良しとして

果たしてヒートポンプとは?

簡単に云えば・・・・

空気を圧縮したり膨張したりする機械

 

空気は圧縮すれば熱くなり

膨張すれば冷たくなる・・・物理現象です

 

自転車の「空気入れ」を懸命に踏むと

「空気入れ」が熱くなるのを

経験した方もいるはず・・・

 

逆にスプレー缶を噴射すると

缶が冷えるのを経験された方もいるでしょう

 

これらがすべて空気の圧縮熱と膨張熱

 

それらを利用して少ないエネルギーで

暖冷房する機械がヒートポンプ

※正確には冷媒を使います。

 

その圧縮空気や膨張空気を吐き出すのが

エアコン本体と云う訳

 

ともかく少ないエネルギーで

絶大な効果が得られるそんな機械なのです

 

さてそこで・・・・

エアコンは「家電」なのか?

そうでないのか?・・・ですが

 

確かに「家電屋」さんで売ってますが

我々は「住宅設備」だと考えます

 

今を見越してた訳ではないのですが

当社は昔から「エアコン」は1台が標準

 

よって「エアコン」については

「住宅設備」として取らえていて

 

その配置計画や

容量選定まできちんと行っています

お馴染みのカタログ数値

 

エアコンは少し勉強すれば簡単で

まずは畳数目安・・・

 

冷房6~9畳とありますが

6畳は木造、9畳マンションと云う意味です

 

同じく能力は定格が2.2kw

可動範囲は0.3~3.4kwの意味

 

消費電力が定格が425w

可動範囲が110~780w・・・

 

能力は定格2200w÷定格425w=5.1

この5.1と云う数字がCOPと呼ばれる

冷房時の能力の目安となり

この数値が大きいほど性能が良いとされます

最近はこの性能値を

年間で表したのがAPF

 

こちらの数値も大きいほど良く

エアコン購入時の最大の目安となります

 

このように「エアコン」と一言で云っても

その選択は多岐に渡ります

 

家電屋さんに行くと

畳数目安で購入を奨められますが

 

当社のような高性能住宅では

まったくもって間違っています

これからは家をつくる我々が

「エアコン」についてキチンと学び

 

取付位置や容量(畳数)を

家の性能に合わせて的確に設計し計算し

 

無駄のない「エアコン設計」

必要だと思います

 

「エアコン」の容量計算が出来ないのに

「エアコン」を進めるなんて間違ってます

 

後、エアコンは

どれがホントにお得なのか?

等についても・・・

 

ここでは詳細は言えませんが

家を建てる皆さんに

提案できないと行けないですね

 

よって「エアコン」は

家電ではなく住宅設備!!

 

「エアコン」の秘密が知りたい方は

・・・・また個別にて

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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