地球規模での環境への配慮や持続可能性が叫ばれる現在、CO2の削減は日本でも最も重要な政策課題のひとつです。一方で、建築で使用されるエネルギー消費量は増加が続いており、その対策が強く求められています。
そのための取り組みとして、これまでも「省エネ基準」「認定低炭素住宅」「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」など様々な省CO2対策が行われてきました。そして、それら省CO2対策の最終目標として、さらに強化した政策として提唱されているのがこの「LCCM住宅」なのです。
日本の地球温暖化対策目標は、2030年までにCO2排出量を46%削減(2013年比)となっており、なかでも家庭部門CO2排出量の削減については約40%という数字を掲げています。(2016年5月13日閣議決定)