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「見てもらえて安心」近藤建設興業の15年点検で見る住まいの変化

2026.9.18

住宅会社を比べていると、まず気になるのは間取りやデザイン、性能、そして予算といった「建てるまで」のことではないでしょうか。

でも、住宅会社を選ぶときにもう一つ確認しておきたいのが、「建てた後、どのように付き合ってくれる会社なのか」ということです。

家は完成して終わりではありません。10年、15年と住み続ければ、外壁には汚れがつき、コーキングも少しずつ硬くなり、給湯器や食洗機などの設備も交換時期を意識する頃になります。

そんなときに、

「これはまだ大丈夫なのか」
「そろそろ直した方がいいのか」
「自分で手入れできることなのか」

これらを相談できる住宅会社かどうかは、長く安心して暮らすうえで大切なポイントです。

今回訪ねたのは、吉備中央町にある築15年のお住まい。屋根や外壁だけでなく、床下、天井裏、水回り、換気、建具、給湯設備などを確認しながら、現在の状態と、これから気をつけてほしいことを一つずつお伝えしました。

点検後、施主様から聞かれたのは、「まあ、落ち着くわな。安心するわな」という言葉でした。気になっていた外壁や設備の状態を確認してもらい、今すぐ対応が必要な部分と、これから様子を見ていけばよい部分が分かったことで、不安がひとつずつ整理されたようです。

家の状態を見ることはもちろんですが、「今は大丈夫」「ここは少し様子を見よう」「これは自分で手入れできる」と分かることも、定期点検の大切な役割です。今回は、築15年の住まいを通して、長く安心して暮らすための点検についてご紹介します。

 


 

建てた後まで考えた家づくりを知る

家づくりでは、完成したときの性能やデザインだけでなく、その後どのように家を見ていくのかも大切です。近藤建設興業では、住み始めてからも定期的に住まいの状態を確認し、ご家族の暮らしに合わせて必要な手入れを一緒に考えていきます。

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目次
1.築15年の家はどこを点検する?
2.床下と天井裏は、家の健康状態が見える場所
3.点検は、自分でできる手入れを知る時間でもある
4.築15年は設備の「そろそろ」を考える時期
5.家だけでなく「今の暮らし」も相談する
6.「見てもらうと安心する」15年後も続く関係
7. 家は「悪くなってから直す」だけではありません

 

1.築15年の家はどこを点検する?

「15年点検」では、見た目に大きな不具合があるかどうかだけを見るわけではありません。今の状態を把握し、これからどの部分を気にしておけばよいかを整理していきます。

 

屋根、外壁、軒裏、雨樋を順番に確認

まずは建物の外回りから。屋根、軒裏、雨樋、外壁、サッシまわりなどを目視で確認していきます。

 

 

今回、外壁の一部には緑色の汚れが見られました。施主様も「苔かな?」と思われていましたが、実際には「藻」です。周囲に湿気が多い場所や、風通しが悪くなりやすい場所では、こうした藻が発生することがあります。

 

 

「見た目の汚れだけだから放っておいてもいい」という考え方もありますが、長い期間そのままにするより、状態を見ながら適切な時期に洗浄しておく方が安心です。

また、建物のすぐそばに物を置いている場所については、風通しが悪くなりやすいため、できるだけ外壁から離しておくこともお伝えしました。家そのものだけでなく、周囲の環境も、外壁の状態に影響します。

 

コーキングは切れているかだけでは分からない

外壁の継ぎ目に使われているコーキングも確認しました。

コーキングは、新しいときには柔らかさがありますが、年月とともに少しずつ硬くなっていきます。今回も、まだ大きく切れているわけではないものの、一部に硬化が始まっている箇所が見られました。

 

 

「15年経ったから、すぐ全部やり替えましょう」という話ではありません。今の状態ならまだ大丈夫。ただし、これから数年は少しこまめに見ていった方がよいと思われます。そんな風に、現状と今後の見通しをお伝えしました。

 

打診棒で、目では見えにくい「浮き」も確認

基礎やタイル部分は、打診棒という道具で軽くたたき、音の違いから浮きがないかを確認します。

 

 

一部に軽微な浮きはありましたが、現時点で剥がれにつながるような状態ではありませんでした。こちらも、すぐに工事するのではなく経過観察です。

点検で何か変化が見つかったからといって、すべてが補修対象になるわけではありません。
大切なのは、

「今すぐ手を入れる場所」
「今後注意して見る場所」
「現時点では問題のない場所」

を分けて考えることです。

 

2.床下と天井裏は、家の健康状態が見える場所

家の外側がきれいでも、普段は見ることのできない床下や天井裏の状態までは分かりません。15年点検では、そうした見えない場所も確認していきます。

 

床下は木材も断熱材も良好

床下では、木材の状態、水漏れ、湿気、断熱材などを確認しました。今回のお住まいは、木材の色も良く、断熱材もきちんと残っており、全体として良好な状態でした。

 

 

床下は毎日の生活で見る場所ではありません。だからこそ、点検の際に開けて確認する意味があります。目に見える床や壁に異常がなくても、その下で水漏れが起きていたり、湿気がたまっていたりすれば、早めに気づくことが大切です。

 

天井裏は雨漏りの痕跡をチェック

天井裏では、木材の表面や断熱材、雨漏りの跡などを確認します。もし雨水が入り込んでいれば、木部にシミや変色などが現れることがあります。今回の天井裏は、そうした異常もなく、こちらも良好な状態でした。

 

 

家づくりでは、「絶対に何も起こらない家」をつくることだけを考えるのではなく、何か変化が起きたときに早く見つけられることも大切です。定期点検は、そのための「家の健康診断」でもあります。

 

3.点検は、自分でできる手入れを知る時間でもある

点検というと、住宅会社が家の状態を確認して終わるイメージを持たれるかもしれません。でも実際には、住まい手自身でできる掃除や設備の使い方などをお伝えすることも、大切な時間です。

 

排水管は「流れが悪くなったら」自分で掃除できる

キッチンのシンク下には、曲がった形の排水管があります。この部分には水がたまる仕組みになっており、下水のにおいが室内へ上がってこないようになっています。

 

 

ただ、15年使い続ければ、水垢などがたまる可能性もあります。そこで今回、排水管の下部にある小さなキャップをお見せしながら、掃除の方法をご説明しました。

キャップを開けると中の水が出てくるため、まず下に受け皿を置くこと。流れが悪くなったと感じたら、内部の汚れを確認してみること。同じような仕組みは洗面台にもあります。

難しい修理は住宅会社や専門業者へ任せる必要がありますが、日常の手入れで対応できることも少なくありません。

 

換気口は基本的に開けて使う

換気扇で室内の空気を外へ出すと、その分、新しい空気を外から取り入れる必要があります。その入口になるのが給気口です。

室内では、給気口が閉じた状態になっている場所がありました。そこで、基本的には開けておくことをお伝えしました。

 

 

冬に冷たい空気が気になる場合などは調整しても構いませんが、ずっと閉じたままにすると、想定していた場所から空気が入らなくなり、湿気も抜けにくくなります。

 

フィルターの掃除も忘れずに

給気口の中にはフィルターがあります。今回確認したフィルターにはほこりがたまっていたため、取り外し方を説明し、「掃除機で吸ってくださいね」とお伝えしました。

 

 

換気扇そのものが動いていても、空気の入口が詰まっていれば、本来の換気がしにくくなります。住み始めて年月が経つと、こうした細かな手入れは、つい忘れてしまうものです。

点検の機会に改めて確認することで、「そういえば、ここは掃除していなかった」と気づくこともあります。

 

湿度は感覚だけでなく数字で見る

今回は室内に温湿度計も置かせていただきました。表示された湿度は約68%。そこで、普段から温度だけでなく湿度も確認していただくことをおすすめしました。

室内が「少しじめじめする」「乾燥している気がする」と感じても、体感だけでは実際の状態は分かりにくいものです。数字として見えるようにすれば、

「今日は少し換気をした方がいい」
「除湿した方がよさそう」
「冬は少し加湿しよう」

と判断しやすくなります。

住まいの状態を長く保つためにも、温度と湿度を“見える化”しておくことは有効です。

 

4.築15年は設備の「そろそろ」を考える時期

建物そのものが良好でも、給湯器や食洗機、IHなどの設備には寿命があります。15年点検では、今壊れているかどうかだけでなく、これから起こり得る交換についてもお話しします。

 

今は使えていても、そろそろ故障のリスクを想定する

今回のお住まいの給湯器は2011年製。現時点では大きな不具合はありませんでした。ただ、15年使っている設備ですから、これからいつ調子が悪くなっても不思議ではありません。

 

 

食洗機やIHについても同じです。「今、問題なく動いているから安心」というだけではなく、「そろそろ交換時期が近づいているかもしれない」と考えておくことで、突然故障したときにも慌てにくくなります。

 

不具合が起きる前に、心構えをしておく

住宅設備の交換には費用がかかります。だからこそ、

「この設備は何年使っているのか」
「どの設備から交換時期が近づいているのか」
「調子が悪くなったらどこへ連絡すればいいか」

を事前に把握しておくことが大切です。

今回も給湯器について、「調子が悪くなったら言ってくださいね」とお伝えしました。壊れてから初めて住宅会社を探すのではなく、建てた会社へ相談できる。それも、長く住み続けるうえでは安心材料の一つになります。

 

5.家だけでなく「今の暮らし」も相談する

15年も経てば、家だけでなく、住む人の暮らし方も変わります。今回の点検でも、建物の状態とは直接関係のない、日常生活の小さな困りごとをいくつか聞かせていただきました。

 

 

足を痛めてから、夜の照明が気になるように

施主様は現在、お一人で暮らされています。足を痛めたことをきっかけにベッドで眠るようになり、夜にトイレへ行くとき、照明のスイッチまで移動して、また消しに戻ることが少し不便になったそうです。

「今は懐中電灯を使っているから大丈夫」とのことでしたが、センサー式の照明を置く方法や、既存の照明を人感センサー付きへ変更する方法などもご説明しました。

もちろん、今すぐ工事しなければならないわけではありません。「もっと不便になったら、そのとき相談してください」というお話です。

こうした日常のちょっとした困りごとも、家を建てた会社だからこそ相談していただければと思っています。

 

15年前と今では、間取りの感じ方も変わる

この家を建てる際、施主様が希望されたものの一つが、和室の続き間でした。また、以前のお住まいでは、リビングのすぐ近くにトイレがあり、それが気になっていたそうです。新しい家では、その不満を踏まえて配置を考えました。

そして15年後。足の状態が変わり、寝室としてベッドを使うようになった今は、「結果的にトイレが近いのは良かった」と感じているそうです。

家を建てた当時と、15年後の暮らしがまったく同じということはありません。年齢を重ね、家族構成が変わり、体の状態も変わります。だからこそ、家を建てるときだけでなく、住み始めてからも相談できる関係が大切です。

 


 

建てた後のことまで、家づくりの前に聞いてみる

定期点検は何年目にあるのか。
設備に不具合が起きたら、どこへ相談するのか。
年齢を重ねて暮らし方が変わったときにも、相談できるのか。

住宅会社を比較するときは、完成後のサポートについても確認してみてください。

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6.「見てもらうと安心する」15年後も続く関係

 

 

点検の最後に、施主様へ、「今日、家を見てもらってどうでしたか」と伺いました。返ってきたのは、とても自然な言葉でした。

 

気になっていた外壁も「まだ大丈夫」と分かった

施主様が点検前から気にされていたのが外壁でした。周囲の家で、外壁や雨漏りの修繕に大きな費用がかかったという話を聞き、「うちもそろそろ直さないといけないのかな」と心配されていたそうです。

今回確認したところ、外壁には藻があり、コーキングにも一部硬化は見られました。ただ、現時点ですぐ大規模な工事をしなければならない状態ではありません。

「まだ様子を見ても大丈夫です。ただし、20年目まで完全に何も見ないのではなく、これからは少しこまめに状態を確認していきましょう」とお伝えしました。

修繕にはまとまった費用がかかることがあります。だからこそ、必要のない時期に慌てて工事をするのではなく、今の状態を見ながら適切な時期を考えることが大切です。

 

「まあ、落ち着くわな。安心するわな」

点検が終わった後、施主様は、「まあ、落ち着くわな。安心するわな」と話してくださいました。

家の状態は、住んでいるだけでは分からない部分があります。少し汚れが出れば、「これって大丈夫かな…」と気になります。設備が15年経てば、「突然壊れるんじゃないかな…」とも思います。

そんなときに、

「これはまだ大丈夫」
「ここは掃除してください」
「これはこれから少し見ていきましょう」
「調子が悪くなったら連絡してください」

と、一つずつ整理できれば、それだけでも気持ちは違います。

定期点検の価値は、不具合を見つけることだけではありません。分からないことを減らし、これからの暮らしの見通しを持っていただくことにもあります。

 

 

15年前のご縁が、次の世代の家づくりへ

そして現在、この施主様の次男様の住まいについても、近藤建設興業で計画を進めています。

15年前、この家を建てる際にも、住宅会社探しに息子様が関わってくださったそうです。それから年月が経ち、今度は次男様ご自身の家づくりについてご相談いただいています。私たちにとって、これはとてもありがたいことです。

もちろん、同じ会社へ頼むことだけが住宅会社への評価ではありません。それでも、15年前に建てた住まいの点検を続けながら、ご家族の次の家づくりについても声をかけていただけることを、素直にうれしく感じています。

家を一軒建てて終わるのではなく、その後の暮らしを見守りながら、家族との関係が続いていく。私たちが大切にしたい家づくりの形の一つです。

 

⒎ 家は「悪くなってから直す」だけではありません

今回の築15年点検では、床下や天井裏など、良好な状態が保たれている場所が多くありました。一方で、外壁の藻、コーキングの硬化、排水管の汚れ、換気口のフィルター、給湯器などの使用年数…。15年という時間を経たからこそ、これから少しずつ気にしておきたい部分も見えてきました。

大切なのは、見つかったものをすべてすぐ直すことではありません。

「今は問題ない」
「少し経過を見よう」
「これは自分で手入れできる」
「そろそろ交換を考えておこう」

と、一つずつ整理することです。

そして、家のことだけでなく、

「夜の照明がちょっと不便になった」
「この設備の使い方が分からない」

といった暮らしの変化も、遠慮なく相談していただければと思っています。

家は、完成した瞬間がゴールではありません。10年、15年、その先まで、状態を見ながら手を入れ、暮らしに合わせて少しずつ変えていくものです。そのときに、「ちょっと見てもらおうかな」と思える住宅会社であり続けること。それが、私たち近藤建設興業が大切にしていることです。

 


 

10年後、15年後まで考えた住宅会社選びを

住宅会社を選ぶときは、デザインや性能、価格だけでなく、「建てた後、どんな付き合いが続くのか」にも目を向けてみてください。

近藤建設興業では、住まいが完成した後も定期的に状態を確認しながら、ご家族の暮らしの変化に寄り添っていきます。

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