エアコンは何畳用?
温熱カレッジin高松
第3回目の開講です
今回の主題は
暖冷房能力設定・・・
ん~簡単に言えば
エアコンの大きさの決定です
皆さんが家電屋さんに行くと
店員さんが
「リビングは何畳ですか?」って
聞いてくるはず・・・
確かにエアコンには6畳用から始まり
19年モデルではなんと29畳用があります
近年LDKが広くなった事への
対応かと思われますが・・・
でもこの「畳数」・・・
あくまでも断熱性能の低い建物の
目安だと思って下さい
なので本来は
建物事にきちんと計算して
エアコンの容量を決めないといけないのです
後は・・・
エアコン自体の能力の問題があり
この場では云えませんが
とにかく適材適所の機械設備を
選択することが重要だと云う事です
実際に計算すると・・・
皆さんが思っている以上に
かなり小さな容量で
十分な事が多々あります
まぁ・・・
大きなエアコン=高額なので
経済効果はありますが・・・
家庭の省エネの為にはエアコン選択は
気を付けましょうね
もう一つのお題は「結露」・・・
「結露」と云えば皆さんも身近な問題
でも、皆さんが目にするのは
表面結露・・・云わば見える所の話
が・・・問題は目に見えない部分でして
大切な住まいが実は見えない所で
「結露」が発生しているとしたら?
怖いですね~
しかし我々は室内の温度や湿度
屋外の気温湿度など
あらゆるシチュエーションにて
シミュレーションし
最適な断熱方法や
窓のガラスの選択しています
世の中には
数年間にわたる非定常計算による
結露計算をするソフトまで存在します
住まいは見えない所が重要
改めてそう思いますね
皆さんの建てる家は・・・
見えない所・・・大丈夫ですか?
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員