株式会社 近藤建設興業

梅雨の過ごし方

2019.6.7

九州中四国は未だのようですが・・・

「梅雨」入り間近ですね

 

ジメジメシトシト

憂鬱な季節がやって来ました

 

昨年の豪雨のようにならなければ良いと

思う次第です・・・

さてそんな時節ですが

現場では順調に工事が進んでいます

 

「梅雨」の時期は・・・

屋外工事はさすがに天候に左右されますが

 

それでも段取り次第で

さほど影響の少ない「住宅工事」

でも降雨の中での上棟や

建物を濡らす作業は厳禁

 

特に柱などに集成材を使ってる建物や

合板など接着材を使っている材料は

雨に当たる事は避けたいです

 

が・・・

2×4や2×6など合板でつくられる建物は

我々の工法と比較し組み立て時間が長く

 

この時期は

雨に当たってる現場を見るのも

珍しくはありません

 

と、云う事は雨対策は

非常に・・・最も大切だと云う事です

ご紹介しているのは完成間近の

北区某所の

完全2世帯のゼロエネルギー住宅

 

お引越しを前に建物だけではなく

外構工事も同時進行中です

 

こちらの完全2世帯ゼロエネルギー住宅

 

もちろん「おかやま暖涼の家」ですから

いろんな仕掛けが施されています

まずは「仏間」です・・・

「軸回し」と呼ばれる扉の取付型で

仏間の内壁に

収納された扉を引き出すと

ご覧のように

正面でクローズ出来ます

 

扉付きの仏間では有りますが

露骨に見えるのも・・・と云う時の為に

 

このように扉を引き出せば

仏間がクローズでき・・・

 

内壁に収めれば

仏間が登場する・・・

 

先人たちの知恵の再利用です

当然勿論・・・

パッシブデザインも採用されています

 

弊社の建物は所謂「らんま」が

必ず採用されていますが

 

「らんま」には

採光や導光だけではなく

 

開閉する事により

空気の流れや熱の移動も可能にします

そうした・・・

「採光」用なのか「通風」用なのか

 

建物内の適材適所で

使い分けされています

開閉の有無により

その使用用途は判別できると思いますが

 

こうした何気ない設計デザインが

使用するであろう60年間で

大きな差に繋がります

 

有るのと無いのとではその差は

皆さんが思うよりも大きいのですよ

上下階で完全分離した2世帯の住まいなので

どうしても全室が南側に配する事が難しく

 

この度は使用頻度の低い

ゲスト用の和室を北側に配しています

そうすることで・・・

どうしても和室から庭が望めなく

 

それを解消する為に

今回はあえて北側に専用の坪庭を設けました

「パッシブデザイン」は

自然の恵みを

上手に使ったり使わなかったりする

設計手法ですが・・・

 

もう一点・・・

 

室内と室外を自然に繋ぎ

 

視覚的と情緒的と

所謂住まう人としての感性をも

豊かにする住まいです

 

梅雨入後・・・秋までの間

窓は開けられない季節になります

 

こうした内と外を曖昧に繋ぐ事で

そんな梅雨も楽しく乗り切りましょう

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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