株式会社 近藤建設興業

季節の変わり目に物申す・・・

2019.9.28

週末は恒例のパナソニックショールーム

 

本日も午前午後とインテリア打ち合わせの

お客さまをお迎えしました(感謝)

 

最近は生活様式の多様化?

とでも言いましょうか・・・

 

情報があふれ

日本の暮らしもグローバル化?

 

家を建てる皆さんも色々と

迷いますよね~

そんな中で我々がアドバイスするのは

「インテリアは引き算」?だと云う事

 

足し算のインテリアは・・・

 

出来上がった後の暮らしの中で

かな~り精通した方でないと

 

暮らしこなせないと云う状況に

なり兼ねません

 

何故なら・・・?

暮らしの中で沢山の色や素材が

室内空間に入り込んでくるからです

 

最も身近なものは・・・

皆さんの服装だったり

そう考えるとなるべく・・・

 

建物自体若しくは室内空間はシンプルに

主張しないインテリアにしておかないと

 

どんどん入ってくる色柄に押しつぶされ

服装は元よりクッションやランチョンマット

小物類等・・・

 

その時々のお気に入りさえも

持ち込むことが難しくなるのです

 

たとえ気分が変わったり

年齢を重ねる事での趣味嗜好が変わっても

 

もう・・・対応できない

そんな家になってしまうからです

 

家は60年前後住まう

最も身近で最も重要な空間です

 

一時の流行や

住設メーカーさんの販売戦略にはまらない様

 

・・・注意したいものですね

 

 

さて季節は・・・秋分を超え

そろそろ秋らしくなって欲しいところですが

 

そこで今日は季節の変わり目と云う事で

太陽の軌道の話を少々・・・

 

皆さんご存知のように

1年を通して太陽の高度は季節により変化します

 

そこで太陽は

東から登って西へ沈んでいる?と

皆さんお思いでしょうが・・・

 

実は厳密に云うとそうではありません

 

 

因みに岡山市でも

秋分春分を真東真西とすれば

 

春分から秋分まで・・・

所謂、暑い時期は太陽は北から登っています!?

 

逆に秋分から春分まで・・・

所謂、寒い時期は太陽は南から登っているのです!?

 

と、云う事は秋分のこの時期は

環境の変化に伴い

まだまだ暑いこのご時世

 

太陽の南中高度は56.3度と

かなり低い角度で室内に入り込み

それにより室内が「暑い」ってなってます

 

パッシブデザインを

安易に語る業者が増えましたので

 

この辺で・・・

元祖パッシブをデザインする工務店としては

一言物申したい訳・・・なのです

 

要するに暑い時期は

北側の窓の設計が重要になると云う事と

 

寒い時期は南側の窓の設計をよ~く考えて

設計しないと行けないと云う事

 

勿論世界各地で太陽の軌道は異なり

 

日本の中でも

それぞれの地域の軌道をきちんと把握し

 

その地域に適した建物のデザインに

利用して頂きたいものです

 

幾ら人間が偉くなっても・・・

自然の摂理にはかなうはずは無いのです

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

Tag

Archive

Pageup
目次