株式会社 近藤建設興業

低く薄く水平に・・・

2019.12.13

昨日の続き・・・

ショウハウスseasonⅡ

 

津島京町にて

やっと上棟です

朝晩はグッと冷え込み

現場の作業は厳しくなりましたが

晴天に恵まれ上棟日和です

冬季の日照時間が4時間程度の

ショウハウスseasonⅡ現場なので

パッシブ手法は

ありとあらゆる工夫をしています

が、実はそれだけでは無く

デザイン面でも随所を攻めているのですよ

先ずは此方の丸柱・・・

木製では無く鋼製

 

階段部分を薄く細くスッキリさせて

空間を広く見せる為の工夫と

 

階段室北面は

トリプルガラスの大きな窓を使い

外と内の境目が

無いように見せる仕掛け?もあります

その後も作業は順調に進み

あっという間に1階部分が立ち上がりました

中々写真では分かりませんが

 

此方の建物もそうですが

弊社の社屋やショウハウスは

一般の建物より高さが

30㎝程度低くしています

高さが低いと云う事は・・・?

天井の高さが低くなるのでは???

もちろんその通りです

確かに流行は

「天井が高い」=「空間が広い」と

思われがちですが・・・

 

でも室内ってほとんど

座って生活していますよね・・・

 

そんな「座の暮らし」で

天井が高い意味があるのでしょうか?

 

一度真剣に考えてみて下さい・・・ね

さてもう一つ特徴を紹介しますと・・・

 

今ちょうどクレーンで吊られている

「梯子」のような木材が見えるかと思います

 

実はこれ・・・屋根の垂木

 

お気づきの方は

・・・かなり建築好き

 

この「梯子垂木」は

軒先を薄く細く見せる為の工夫で

 

普通なら伸ばしている

桁や母屋を切断し無くし

 

「梯子垂木」のみで

屋根を構成するデザインです

軒先を薄く細く見せ

水平線を強調させることで

ご覧のように屋根が浮いたように見えます

 

現段階の状況では

分かりにくいですが・・・

 

仕上げに近づけば

そのデザインに気が付くでしょう

 

低く薄く水平に・・・

美しいデザインの基本です

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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