実質Q値・・・
着々と進行中のショーハウスseasonⅡ
久しぶりに御紹介です
最近天気はぐずついていますが
室内では大工工事が進んでいますよ
玄関ホール・・・
西粟倉村製のヒノキ床板に合わせ
ヒノキで造作です
LDK南側にはテラス窓が3か所
合計面積10㎡を超えます
LDK床面積比率30%超
リビング上部には吹き抜けがあり
此方にも4.8㎡の窓を設置
リビングの上下とも1枚片引き戸・・・
LIXILさんから最近発売された
LWスライディングと云う
窓が付いています
1枚片引き戸なので
開けた時の解放感は半端ありません
此方は階段ホール最頂部へ
排熱窓を設置・・・
夏の暑さ対策に効果ありますよ~
さてこのような開口部だらけの中
気密測定の結果は・・・
C値0.20
何とかショーハウスの
面目を保ちましたかね
C値は兼ねてより大切だと云う事は
お伝えしてきましたが
実際数字的にはどの位違うのか?
ですよね・・・
例えば・・・
Q値が1.6の建物があるとします
其々のC値の違いで
どれくらいQ値が変わるのか
実質Q値で見て頂きましょう
実質Q値=Q値+C値/10
C値0.2の場合 実質Q値は1.6+0.2/10=1.62
C値5.0の場合 実質Q値は1.6+5/10=2.1
何と同じQ値1.6でも
C値の違いだけで実質Q値は
大きく変わってしまいます
故に・・・
いくらQ値の良さを所謂
断熱性能の良さを高らかに謳っても
気密測定をしていなかったり
気密性能C値が悪かったりすれば
実際の断熱性能は
劣っていると云う事です
住まいの実質性能は
机上の数値だけでは測れない
現場の数値も大切だと云う事です
住んでから後悔しない為にも
実質性能数値又は実生活性能数値
・・・大事なんですよ~
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員