株式会社 近藤建設興業

たまには・・・

2020.1.28

たまには・・・と云えば

普段とは異なり息抜きをする?的な

 

でもこちらは違いますよ

上の画像・・・皆さん何だか分かりますか

 

そ~・・・今では現場では珍しい「砥石」

刃物を研ぐための石なのです

 

私は大工出身ですから

坊主(弟子)の頃は一日中「研ぎモノ」

 

要は砥石でノミやカンナを

一日中研ぎ続けていました

 

今でも勿論研げますし

包丁だって軽いですよ

でも今の現場では

廃材を出さない為にも

 

ほとんどの資材を工場でプレカットして

現場に搬入するスタイルが主流・・・

 

なので現場でノミやカンナを使って

手作業する事は稀なのです

 

そんな時代に反発して

元大工の一員としては

 

現場での手作業を少しでも残そうと

このようにピンポイントで

わざわざ設計する事もあるのです

山根棟梁により

ご覧いただいているのは

 

「丸ノミ」によって

Rに刻んでいるヒノキの床板

 

機械では合わす事の出来ない

手作業の一つですね・・・

ほら・・・こんな感じで

丸柱に合わせて刻んでいます

 

手間暇のかかる作業なので

効率化が優先される昨今で

確かに得をする作業ではありません

 

でも少しでも

こうした大工さんの技を駆使し

そして残してゆく事は

我々工務店の役目でもあると思うのです

次も2階で作業する西本棟梁

 

先ほどの「砥石」の話になり

 

「研ぎモノは冬は冷たいし

嫌な作業をさせてますね」

と私が云うと・・・

 

「普段ノミを使わないから

錆落としにちょうど良かった~」

って・・・

 

なかなか粋な切り替えしです

受け木に穴を掘り

差し込む木にほぞをつけ

差し込んで行く「ほぞ穴接手」

 

「カンカンカン」と

威勢の良い音が現場に響きます

実はこちら

 

リビング吹き抜け窓に

枠と一体で取り付ける

意匠を兼ねた落下防止手摺

 

強度と意匠を兼ねてますから

どうしても

大工さんの「ホゾ継ぎ」の技術が

必要だったのです

 

取付後が楽しみです

先日もご紹介したLDKの大開口窓

それもそうなのですが・・・

 

実は北側階段ホールにも

大きな窓があります

 

アルゴンガス入りの

トリプルガラス仕様

先ほど山根棟梁が

丸ノミで懸命に合わせていたのが

此方の階段ホールに建つ丸柱

 

今日はこの

スケルトン階段の打ち合わせも

鉄骨屋さんと行いました

 

とかく現場合わせの多い

ショーハウスseasonⅡ

 

難題が山積みですが

・・・それらを

大工さんの技術と知恵により克服して行く

 

何とも楽しい現場ではありませんか

確かに世の中全般的に

働き方改革の影響も有

効率化に工期短縮と人件費削減・・・

 

故に面倒な事は

敬遠されがちになりました

 

それでも我々が手作業にこだわるのは

パフォーマンスだけでは無く

 

技術や知識の伝承が

重要だと思うからです

 

今後もそうした良い伝統が

無くならない程度に

伝えていけたらと思うのであります

 

ご来場の際は

そうした細かい所も是非

ご覧いただければ幸いです

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 全国委員長

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