株式会社 近藤建設興業

最適解

2020.2.2

家は建てる場所によって

どーにもならない事は有る

 

例えばこちら・・・

 

南側に10階建てのマンション

 

太陽の軌道を見てみると・・・

 

本日(黄色の軌道)は11時までしか

日射が得られない現実・・・

と云う事は・・・日の出から

11時までの日射取得が勝負!!

 

ご覧頂いてるのは

本日構造体感のご予約を頂き

ご案内した津島京町の

「おかやま暖涼の家」

 

ちょうど

午前10時頃の画像ですが

 

晴天の空に

たっぷりの陽射しが

降り注いでるのが

お分かりかと思います

そしてこちらは

リビング上部の吹き抜け空間

 

作業床がある為吹き抜け空間には

見えないかも知れませんが

 

希少な日差しが

降り注いでいるのが分かると思います

角度を変えてみても

陽射しが入ってるのは・・・

 

東隅と南隅にそれぞれ

開口を設けているからです

作業床が無くなれば

希少な日差しは1階のリビングに

降り注ぐようデザインされています

 

午後からは15時を回ると

陽射しが西側から復活しますが

 

真冬のこの時期では

16時には日射熱はほとんど

利用できなくなります

 

と云う事は一日8時間中半分の4時間しか

日射の恩恵が受けられないと云う事

 

云うなれば・・・冬は

自然に対して

半分は受け入れても良いけど

 

半分は受け入れず

防御型のデザインでも良いと云う事です

 

さぁ・・・皆さんなら

一日の半分でも良いから

自然エネルギーを選ぶのか?

 

一日の半分しかないから

機械設備を選ぶのか?

 

果たして・・・どちらを選びますか?

 

このようにパッシブデザインは

その場所場所での「最適解」

 

で・・・どっちにしたのか?

 

・・・完成後の楽しみです

午後からは恒例の

パナソニックショールーム

 

2回目のインテリア打ち合わせの

Oさまのご来場です

おかやま暖涼の家は

カップボード・・・所謂

食器棚は標準装備ではありません

 

手持ちのお客さまも

いらっしゃいますし

 

家具屋さんで購入する方も

いらっしゃいますから・・・

でもキッチンと合わせて

コーディネート出来る良さもあり

 

一応ご提案させて頂いています

 

キッチンやカップボードで

料理の味は決まりませんと

日頃からディスってますが・・・

それでも・・・日々の

モチベーションに影響しますし

 

毎日が楽しく豊かに暮らせるなら

それも良いのかも知れませんね

建物は建てる立地の

最適解のデザインが重要ですが

 

キッチンやカップボードは

日々の暮らしのモチベーションの

最適解なのかも知れませんね

 

本日ご来場のIさまOさま

大変ありがとうございました

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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