「適正住宅価格」
久しぶりの晴天
暑い夏を前にですが
太陽ってやっぱり・・・良いですね~
そんな平日にも関わらず
新しいお客さまのご来場です(感謝)
大手ハウスメーカーを一通り回ってみて
「価格=品質」に疑問を持たれたKさま
「これって適正価格なんですかね・・・?」
ズバリ直球で質問頂戴しました
住宅の価格設定及び
公表価格はあくまでも自由・・・
つまり決まりが無い所が
「住宅価格」が意味不明な原因なのです
よって先ず皆さんは
「住宅価格」と聞けば・・・
どっからどこまで含まれているのか?
を確認してみましょう
住むために必要な照明器具やカーテン
そしてエアコンが含まれているのか否かは
「住宅価格」に大きく関係してきます
後はスペック・・・
所謂「性能」を同程度で比較してみないと
「住宅価格」は高いか低いかは分かりません
ましてや「適正住宅価格」となれば
比較する尺が無ければ全く持って
良し悪しを確認する事が出来ないのです
例えば同じ大きさで同じデザイン内装でも
耐震等級3と耐震等級3+制震工法では
見た目は変わりませんが大きな違いがある
それぞれの価格差が数十万円だったら
皆さんはどちらを選びますか?
耐震性能や断熱性能しかり
省エネ性能もきちんと
比較したいところですよね
なのでそうした・・・
見た目では分からない「住宅性能」を
建てる前にきちんと確認する必要が
有ると云う事です
しかし・・・残念ながら
見た目では判断できないのが「住宅性能」
なので建てる前に定量的な「数値」を
住宅会社に出してもらうのが得策です
数値の意味が
正確に分からなくても良いです
何故なら・・・
「数値」を出してもらう事に
意味があるからです
住宅会社の中には
「えっ?数値ですか・・・」って
なる所も多々あります
中には一点集中型でスペックを上げて
そこをアピールする所もあります
例えば現行法で耐震性能は
等級3までしかないのに
独自に等級4ですとか等級5ですとか・・・
そこまで一点集中するなら
他に取り組むところが有るのでは?
と云う事です
耐震・・・もちろん大事です
プラスα・・・制震も必要です
他にも断熱性能、気密性能
パッシブデザイン、レジリエンス性能
環境性能・・・等など
何事もバランスが重要だと云う事です
よって住宅の「適正価格」は
必ず同性能で比較し
高い低いを確認しましょう
大切なものは・・・見えないのです
本日ご来場のKさま
大変ありがとうございました
60年続く家
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員