裏打ち・・・
2050年カーボンニュートラルの為に
今日は少々・・・
真面目で難しい?話を・・・😁
皆さんもご存知の通り現在日本は
2050年のカーボンニュートラルに向け
大幅な改革を行っています😮
リフォームとリノベーションの違い
目標達成には
2030年までに家庭部門で
温室効果ガス66%削減が必須😮
その為に既存住宅の
温熱改善リノベーションが
必要なのです😌
2950万戸がリノベーション対象
表層改修のリフォームとは異なり
本質改善リノベーションはまだまだ・・・😞
住宅ストック2,950万戸/5,000万戸
59%が対象となり
因みに昨年の新築着工数が
住宅で28万戸ですから・・・
2,950万戸/28万戸で約105年もの
新築同様の改修工事期間が存在すると云う事😮
マンションリノベで小さな森
その中で・・・
マンションに目をやると
コンクリートの建物の最古は
軍艦島で有名な100年超の共同住宅😮
当時は木材も
ふんだんに使われていたようですが・・・
100年超のコンクリート住宅
所謂・・・
コンクリートの共同住宅は
100年超持つと云う事😗
しかし残念ながら
現在のマンションリノベは
流行なのだろうが・・・
・コンクリート表し
・黒板塗装
・ハンモック?
リノベ3種の神器?
「これでいいじゃん」的な
何でも流行れば良い・・・
売れれば良い・・・
的なものが多いのも否めません😱
屋外に面さない方が・・・快適
マンションと云えば・・・
便利な最下階又は
人気の最上階・・・そして
プライベートバルコニー等のある
端部が人気なのですが・・・
何れも温熱的には非常にマズい😮
階下の事も考慮が必要・・・
TVでも放送された
マンションリノベーション工事
らしいですが・・・入居後
翌日即・・・クレームが入ったそうです😬
理由は・・・?
乾式二重床と遮音マットの衝撃音逓減量
マンションも適切に断熱をし
リノベーションする事が重要・・・
が、最も注意が必要なのは
階下への音の問題😮
L規格からΔL規格に変更になった
床衝撃音低減性能等級・・・
とにかく注意が必要です😙
土壁のU値3.0w/㎡K
さて建物は変わり
次は木造住宅です・・・
既築住宅をリノベーションする際に
弊社も行き当たったのが「土壁」😆
断熱は屋外側で屋内仕上げは木小舞土壁
土壁は撤去するにも費用が掛かり
存続させるにも厄介・・・
そこで土壁をそのまま
利用してしまおう的な
改修方法がこちら😁
土壁外断熱断面
室内を真壁仕上げにするなら
新たに木小舞を制作し土壁仕上げに
屋外には外断熱を施し
通気層を設けた上で
好きな仕上げに・・・と
所謂「土壁外断熱工法」です😮
断熱材無しだと壁体内結露リスク有
土壁の屋外がモルタル仕上げは
結露計算によると
湿気が移動中
室内側からバラ板の辺りで
結露がおきます・・・
土壁効果でその結露水が
吸収されていて
何とかなっているのが現状😗
土壁外断熱では防湿層省略可
そもそも土壁では
外断熱にすれば防湿層が省略できますから
土壁を残すメリットは多々あるんですよね😓
非定常計算にてシミュレーション
※出典 住宅医協会
非定常計算でも
断熱材の種類によりますが
土壁の場合は
安全側になる事が多いそうです😮
このように・・・
本質改善型リノベーションは
そんなに簡単なものでは無い😗
全てに関して
裏打ちが必要なようで・・・
まだまだ日々学びです😅
一般社団法人 住宅医協会
60年住まう家を・・・
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員