株式会社 近藤建設興業

耐震等級・・・・

2017.1.17

無題

1995年1月17日

我々建設業界の実務者にとっては

忘れてはならない日です。

 

特に建築の設計に携わる者

その中でも住宅の設計者は云うに及ばず・・・

 

不特定多数が利用する建築物は

もちろん構造は重要です・・・が

 

実際、人が長い時間を過ごす

「家」の方が実は最重要

2無題

そんな「家」の設計に関わるプロは

構造について勉強し

 

当たり前に高耐震の「家」を

設計しないといけないと思います。

 

ところが意外に・・・

非常に残念な事なのですが

 

この「家」の構造を知らない

実務者が多いのも事実です。

 

なので家を建てる皆さんが

構造の基本知識を知らないと

 

とんでもない家を建てる事に

なってしまうのです。

3無題

そこで今日は「家」の構造の

基本知識をレクチャーします。

 

家は

「仕様規定」→「性能表示計算」→「許容応力度計算」

の順に安全性が高くなります。

 

先ほどからご覧いただいてるのが

真ん中の「性能表示計算」で求められる

「耐震等級」です。

 

が、しかし実際はほとんどの家が

 

最も安全性の低い「仕様規定」で

建てられています・・・・

 

なぜか?

それは「家」の設計に携わる設計者が

あまりにも構造について無知だからです。

 

当社でも「性能表示計算」で

耐震等級3を建てていますが

 

本来経費予算が許されるなら

安全性の最も高い

 

「許容応力度計算」によって

建てるべきなんです。

4無題

こちらは懇意にさせて頂いている

福岡、熊本でご活躍の

エコワークスさんの資料。

 

熊本地震の状況です・・・・

 

実際この地震では

「性能表示計算」での耐震等級2の家が

倒壊しています。

 

よって今後

皆さんが建てるべき家は

 

最低で「性能表示計算」の

耐震等級3でないといけないのです!

5無題

東南海地震が予測され

ここ岡山でもその被害は甚大です。

 

人は忘れる生き物と言われますが

 

この機会にもう一度震災を思い出し

将来に備えるべきではないでしょうか?

 

いくら断熱気密が大切だと云っても

 

災害時に住めなくなるような家では

本末転倒。

 

快適で健康で省エネで

それでいて安心安全の家が

 

これから皆さんが建てるべき家なのです。

6無題

私が一人騒いでも中々伝わりませんが

 

最近では有識者と言われる方々も

皆さん「耐震等級3」を切望しています。

 

今日この日この機会に

耐震について真面目に考えてみました。

 

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

耐震等級3+制震工法

暖涼の家ロゴマーク

 

1985ロゴ

 

CHLおかやまロゴ (3)

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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