家は数値?
スタッフ自ら申し出た
「体感会プロジェクト」
・・・・今月も開催です
スタッフ:「社長!!体感可能な邸は全てやりましょう!!」
私:「????」
スタッフ:「せっかく良い家をつくってるのですから
もっといろんな人に知って貰わないと・・・」
私:「そ、そうか~?でも私はそんな時間は無いよ・・・」
スタッフ:「大丈夫です!!私たちでやりますから!!」
と・・・始まったプロジェクト
今回は総社市です
そんな感じで
前日の準備に取り掛かったスタッフ
お疲れさまです
さて今回の邸宅
断熱性能Q値1.29w/㎡K
国の基準Ua値0.34w/㎡K
最近の当社の標準的な数値です
実は住宅の性能数値・・・
国が決めた最低基準が存在しますが
最低基準はもちろん最低
クリアすれば快適かといえば
・・・・全く違います
それよりも「パッシブデザイン」で
重要な数値にη(イータ)と言う数値があります
イータ値は日射熱の取得率を差し
当然日射熱だから
「冬」は沢山取得でき
「夏」は少ないほうが良いに決まってますよね
ところが国の基準は「夏」しかなく
計算上算出しますが「冬」の基準が無い
そこで我々はこのイータ値・・・
日射熱取得にこだわります・・・今回
「夏」はηAC値1.6%
「冬」はηAH値2.1%
当然日射熱の取得だから
「夏」<「冬」となるべきですよね
こうなると「夏」涼しく「冬」暖かい建物となります
それに「夏」の場合は窓に付属部材を
外につければ日射熱の進入を激減できます
例えば「スダレ」とか「シェード」です
でも「冬」はこれ以上日射を取得する方法は無く
計算上の数値のまんま・・・
と言う事は・・・
「冬」のイータ値が2以上ないと
寒い家になると云う事です
さらに・・・これが逆転する建物は・・・?
日射熱取得率「夏」>「冬」
・・・ご想像の通り
「夏」暑く、「冬」寒い建物となる訳です
家は「数値」ではありません・・・とか
言う業者が時々居ますが・・・
数値は嘘は付きません
皆さんも家を建てる際に
必ず「イータ値」
確認してくださいね
因みにこちらも国の基準はありませんが
この建物、気密性能C値0.15
家は数値ですよ・・・
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員