株式会社 近藤建設興業

家は数値?

2018.4.20

スタッフ自ら申し出た

「体感会プロジェクト」

・・・・今月も開催です

スタッフ:「社長!!体感可能な邸は全てやりましょう!!」

私:「????」

スタッフ:「せっかく良い家をつくってるのですから

もっといろんな人に知って貰わないと・・・」

私:「そ、そうか~?でも私はそんな時間は無いよ・・・」

スタッフ:「大丈夫です!!私たちでやりますから!!」

と・・・始まったプロジェクト

今回は総社市です

 

そんな感じで

前日の準備に取り掛かったスタッフ

お疲れさまです

 

さて今回の邸宅

断熱性能Q値1.29w/㎡K

国の基準Ua値0.34w/㎡K

 

最近の当社の標準的な数値です

実は住宅の性能数値・・・

 

国が決めた最低基準が存在しますが

最低基準はもちろん最低

 

クリアすれば快適かといえば

・・・・全く違います

 

それよりも「パッシブデザイン」で

重要な数値にη(イータ)と言う数値があります

 

イータ値は日射熱の取得率を差し

 

当然日射熱だから

「冬」は沢山取得でき

「夏」は少ないほうが良いに決まってますよね

 

ところが国の基準は「夏」しかなく

計算上算出しますが「冬」の基準が無い

 

そこで我々はこのイータ値・・・

 

日射熱取得にこだわります・・・今回

「夏」はηAC値1.6%

「冬」はηAH値2.1%

 

当然日射熱の取得だから

「夏」<「冬」となるべきですよね

こうなると「夏」涼しく「冬」暖かい建物となります

 

それに「夏」の場合は窓に付属部材を

外につければ日射熱の進入を激減できます

 

例えば「スダレ」とか「シェード」です

 

でも「冬」はこれ以上日射を取得する方法は無く

計算上の数値のまんま・・・

 

と言う事は・・・

「冬」のイータ値が2以上ないと

寒い家になると云う事です

 

さらに・・・これが逆転する建物は・・・?

日射熱取得率「夏」>「冬」

・・・ご想像の通り

 

「夏」暑く、「冬」寒い建物となる訳です

家は「数値」ではありません・・・とか

言う業者が時々居ますが・・・

 

数値は嘘は付きません

 

皆さんも家を建てる際に

必ず「イータ値」

確認してくださいね

 

因みにこちらも国の基準はありませんが

この建物、気密性能C値0.15

 

家は数値ですよ・・・

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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