株式会社 近藤建設興業

小さな事が気になる???

2019.6.3

私でもたまには・・・

海も見たくなります

玉島乙島の玉島港

以前紹介した中学時代の恩師宅

今日は水回り修理の為

訪問しました・・・

見てるだけ・・・でしたけど

さて、午後からはLIXILの面々が登場

勿論、仕事ですよ仕事

近年の住まいは「高気密高断熱」が常態化し

猫も杓子も謳ってますが・・・

その「高気密高断熱」の定義はさておいて

じゃあ・・・

その際の室内の「空気環境」は

どーなんだ?って現実

 

「温度」「湿度」「風速」「風向」

に次いで・・・「CO2濃度」!!

弊社には・・・

 

「温湿度計」「表面温度測定器」

温度を色分けで判断できる「サーモカメラ」

 

レーザーを当てるだけで分かる「結露測定器」

 

目視出来ない所を見る「ファイバースコープ」

 

消費電力が一目でわかる「ワットチェッカー」等など

 

楽しい大人のおもちゃが沢山あります

そんな中

本日登場したのが室内の「CO2濃度」を計測できる

こちらの「CO2濃度測定器」・・・です

 

CO2濃度については・・・

お馴染みppm(ピーピーエム)が

単位として使われます

 

パーツパーミリオンと云い

1000ppmで0.1%の意味になります

一般的には・・・

・屋外:~450ppm

・健康に問題ないレベル:~700ppm

・健康被害はないが不快感を感じるレベル:~1000ppm

・眠くなる人が出るなど体調変化が出るレベル:~2000ppm

・健康被害の一歩前:~3000ppm

 

これを超えると・・・

健康に危害を及ぼすレベルとなります

上記の画像を見て頂いて分かるように

空気清浄機ではCO2濃度の除去は出来ません

 

今日は・・・

窓開け→窓閉め→換気設備停止→換気設備始動

・・・等など

あらゆるシチュエーションを想定し

実験を繰り返しました

実験結果・・・持論ですが

 

「高気密高断熱」の住まいは

換気設備が停止すると

確かにCO2濃度は徐々に上がります

 

40坪位の住まいで6人家族の場合

9時間程度換気設備が停止しても

健康被害は起こりません

 

本日弊社のスタジオでは

11人がひしめいていた数値・・・

 

でも・・・

最近流行の24時間連続冷暖房・・・

 

24時間連続な訳ですから

冷暖房設備により空気の汚れは増長されそう

パッシブデザインの住まいは・・・

1年を通して快適健康で省エネで過ごせる住まい

 

でも1年を通して「夏季」「冬季」は

確かに窓は開けることは出来ないでしょうが

 

所謂「中間期」と云われる「春」と「秋」は

花粉やPM2.5 、黄砂に排ガスなど有れど

差し支えなければ窓を開けて過ごす事も出来ます

 

窓開けを想定していない機械設備頼みの住まいは

果たして「空気環境」は大丈夫なのでしょうか?

 

こうした道具を使えば定量的に

その結果は一目瞭然・・・

 

小さな事が気になるたちでして・・・

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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