株式会社 近藤建設興業

パッシブでもアクティブ?

2019.6.4

最近人気の・・・LCCM住宅

今日は外構工事の打ち合わせです

 

ご覧のように以前

隣地の外構に使用されていた天然加工石

 

おそらく岡山の名産「万成石」だと思われます

廃棄するには勿体ないと云う事で

再利用する事に・・・

そこで使い方の思案にやってきたのです

 

すべては使い切れませんが・・・

 

まさに自然の恵み・・・

有効に使いたいものです

さて、室内は美装工事が終了し

仕上げの様子が伺えるようなりました

 

たまたま現場にて遭遇したお施主様と

搬入されたばかりの

ダイニングテーブルの天板を見て触って堪能

実は予てから

天然木板をテーブルに使いたいとのご要望で

材木屋に足を運び選定した板

 

本日加工が済

搬入ホヤホヤだったのです

 

脚は既製品を選定しましたが

とても・・・板が乗っかっているだけ?

には見えませんよね

全開口サッシを前に

特等席に陣取るキッチンと合わせ

 

ダイニングテーブルも

この家の顔となる事でしょう

建物形状がコノ字型のコートハウスですから

若干日射が自己日影の影響を受けます

 

そこを「吹き抜け」により

カバーしていますので

 

こちらの「吹き抜け」は必要不可欠・・・

 

意味のある「吹き抜け」なのですよ

一般的に「吹き抜け」の窓は

高所にあるので清掃が困難だったり

 

解放感は有りますが

使いにくかったりするもの

 

そこのデメリットも

ご覧のキャットウォークをつけることで

窓の清掃はおろか開閉まで出来る

実用的な「吹き抜け窓」になっています

しかも空調の換気や冷暖房負荷低減の為

ちゃんと開閉扉が付いています

 

こうする事により

動く事の出来ないパッシブな建物が

開けたり閉めたりの扉により

アクティブに存在する事も可能です

 

このように建ててしまうと

動く事の出来ないパッシブな建物も

 

機械設備に頼らなくても

アクティブになれます

全てを機械設備に頼った

アクティブハウス全盛の時代ですが

実は工夫次第で

パッシブ=アクティブになる・・・

 

真のパッシブデザインは

奥が深いのであります

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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