気密は・・・要る?要らない?
どや顔でガッツポーズは
お馴染み・・・尾坂棟梁
津島に建つ「IoTおかやま暖涼の家」
先日気密測定を行いました
気密測定とは?
住宅に隙間がどの位あるのか?を
機械的に測定する事・・・
このように送風機を窓に埋め込み
室内を負圧にし
屋外との圧力差により
家の隙間を実測します
一般的にはこのように
大きな引き違い窓があると不利に働きます
ましてや玄関扉も
引き違いだったら・・・
余計不利に働きます
日本古来の引き違い窓は
どうしても2枚の扉が重なる
所謂・・・召し合わせ部分があり
この部分がどうしても弱点になるからです
おまけに勝手口も引き戸で
圧倒的に不利な状態ではありますが・・・
さて実測結果は後程お伝えするにして
では何故?
家の気密測定が重要なのか?です
先ずは隙間があれば・・・
室内の暖気冷気が屋外に逃げて行きます
逆に・・・屋外から侵入してきます
換気をするにしても
気密が悪いと屋外の風や
隙間間の空気の流れに左右され
計画的に換気が出来なくなります
他にも外気の影響を受ければ
冷暖房負荷も多くなったり
室内が負圧になり低気圧により
身体に変調をきたしたり・・・
気密性能が悪い事で
様々な弊害が生まれるのですよ
さて・・・
今回の結果は?
C値0.24👏
一般的にはC値が1.0を切れば
気密住宅と云われます
が・・・弊社では社内基準が0.3未満です
何故ならC値は
入居後の実測値的に0.3未満から
温熱的にも
エネルギー消費的にも
安定する事が分かってるからです
この実測値は弊社が今まで手掛け
実測した実邸から導き出した基準
厳しいか厳しくないか?
気密測定の
要る要らないの話では無く
先ずは・・・
気密測定しましょう・・・ね
パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員