株式会社 近藤建設興業

絶好のチャンス!!

2020.1.17

ここ最近やっと冬らしくなり

県北では積雪もあった模様・・・

 

なので普通は・・・

冬=寒い=嫌だ・・・ですよね

 

ところが我々

高性能住宅を手掛ける者にとっては

冬は1年に一度の絶好のチャンス!!

 

ごらんいただいてる建物は

弊社では珍しく津山市に建つ

「おかやま暖涼の家」

所謂・・・普段建てている

岡山や倉敷などとは異なり

 

省エネ地域区分が6地域では無く

5地域の建物となります

 

ご存知の方も多いかと思いますが

実はこちらの省エネ地域区分

 

建てる場所により

断熱性能の基準が異なる

 

云わば国が決めている

最低中の最低限の区割りです

よって当然津山市の家は

岡山市の家より断熱性能は

高い方が良くて

 

同じ性能だと

津山市では特に冬には

寒く感じてしまうかも???

 

なのです・・・

そこでこの度の

絶好のチャンスの冬を利用して

 

オーナーさま宅の

温湿度を実測して分析解析

考察してしまおう!的な話です

パッシブデザイン住宅の外壁は

・・・「白い」のが基本ですが

 

そうなんです

気が付いた方はマニア

 

此方の津山市の家は

黒い外壁に2階リビングの

珍しい建物なのです

LDKから順に温湿度ロガーにより

見て頂いていますが

 

無暖房で室温19.7℃湿度56%

まぁまぁの環境ですね

洗面脱衣室も

室温19.3℃湿度58%

 

安定の環境ですね

今後2週間ほど

データロガーを設置後改修して

津山市5地域での暮らし方を

考察して行きます

 

初めての津山市での実邸での

実測データ・・・

今から結果が楽しみです

 

考察が終わりましたら

皆さんにも是非

お知らせしたいと思います・・・

お楽しみに

さて、お次はやはり絶好のチャンスを使い

岡山市のZEH

「薪ストーブのあるおかやま暖涼の家」の

エネルギー実測データの回収です

 

実邸の実測は

温湿度とエネルギー消費量が合わさって

初めて住まいの実力が把握できます

我々はそこの処に力を入れていて

建てるだけの家づくりでは無くて

 

建てた後の暮らしづくりに

スポットを当てています

 

それだけ

つくる家に自信があるのもですが

 

幾らハイスペックな家でも

使い方や暮らし方で

 

実はその「快適性」「省エネ性」が

大きく異なってしまうからです

なので実邸の実測を行い

分析解析を行い

深い考察が重要になるのです

 

この度の

「薪ストーブのあるおかやま暖涼の家」

 

電力換算で

2019年1年間のエネルギー消費が

7666kwh

 

太陽光の発電量が

6101kwh

 

よって・・・6101/7666=0.795

電力換算で自給率が79.5%

 

なので

家庭のエネルギーの約80%を

自給自足していると云う事

国のZEH基準は

皆さんはご存知ないかも知れませんが

 

家電や調理器具のエネルギー消費量は

含まず謳っていますから・・・

 

家電や調理器具のエネルギー占有率が

約36% と考えれば・・・

 

国の基準では完璧な

ZEHと云っても良いでしょう

このように安易に

ZEHとかゼロエネルギー住宅とか

云いますが

 

実邸で実測して

本当にエネルギー消費がゼロに

なってるのかを分析解析考察しないと

 

本物のZEHでは無いと云う事を

知っておてください・・・

 

・・・今でも

名ばかりのZEHが多いのが残念です

 

1年の内で冬は

家の性能を図るのに絶好のチャンス

 

是非実測・・・行いましょう

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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