株式会社 近藤建設興業

住宅医・・・

2020.8.21

何やら難しい顔で取り組んでいるのは

・・・今更ですが勉強です

 

皆さん私を性能オタクとか性能バカとか

思っているでしょうが・・・

 

この上ない誉め言葉です

ありがとうございます

今日は住宅医・・・

 

既存の木造住宅の調査・診断・改修設計

施工・維持管理などに関するスペシャリストで

 

一般社団法人住宅医協会では

各地で住宅医を育成する勉強会を開いています

 

今日はその一環で改めて「結露」についての

Zoom勉強会に参加しました

最近では幸いな事に

影響力のあるインフルエンサーさん達により

「住宅の性能」がクローズUPされています

 

10年近く「高性能住宅」に取り組んできて

今までは「性能」って云うと引かれる?

事が多かったのですが・・・・

 

最近は上記のおかげで日の目を見ています

さてそれでも本題の「結露」については

未だに結露計算をせず

家を建てる輩が後を絶ちません・・・

 

よって・・・

夏型表面結露、内部結露

冬型表面結露、内部結露と

 

意外に事故が起きているのも事実です

「結露」は計算すればすぐ分かる事で

幾らメーカー推奨や保証が有るからと云って

 

施工方法を少しでも誤ったり間違ったりすると

・・・起こるのです

 

私が常日頃から云ってます

現場の吹付断熱・・・

上記のように冬型内部結露で云えば

岡山で

最低気温0.6℃で相対湿度64%の時

室内温度15℃で相対湿度50%までなら

・・・結露しませんが

これが室温16℃になればご覧のように

・・・結露が発生します(赤色のセル部分)

 

此方は定常計算と云って

温湿度が一定の場合を想定していますが

それでも室温16℃以上で結露するなら

壁の中は・・・かなりヤバイです・・・

でもご安心ください・・・

今度は上記のように室内側に

防湿フィルムを貼れば

結露を防ぐことが出来ます

 

表面結露は乾けば問題な少ないですが

 

壁の中の内部結露はこのような仕組みで

目に見えない所で起きている?

 

・・・怖いですね~

弊社が標準にしているSWパネルは

透湿抵抗が優れていますので

防湿フィルム無しでも結露は起きませんし

35年間の内部結露保証まで付いています

 

ハウスメーカー以外で家を建てる場合

重要なのは家を建てる業者・・・

 

所謂建てる業者の技術知識によって

出来上がるものは全く異なると云う事を

改めて知っておいて頂きたいと

思うので有ります・・・

皆さんが考えているように

家を建てる業者は何処を頼んでも同じ?

では有りません・・・

 

皆さんが命を懸けて建てようとしている

「家」はどんな業者が建ててくれるのか?

今一度よ~く考えてみましょうね

今夏は例年以上に熱中症が問題になっています

適切な「エアコンの使用」と適切な「窓開け」を

心がけましょう

 

「窓開け」の注意点は

外気温が室温より下がっても

温度と湿度の関係で下がった外気温でも

「熱量」が多い場合があります

 

「熱量」をエンタルピーと呼び

本来このエンタルピーで「窓開け」を

行うのがベストです

 

だんだんマニアックになって来たので

今日はこの辺にしましょう・・・

 

エンタルピー・・・

知りたい方はご一報くださいませ

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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