株式会社 近藤建設興業

殺し文句?

2021.6.4

実は本日上棟日でした・・・

随分物騒なお題ですが・・・

今日は・・・スミマセン

 

家づくりに取り組んでいる

皆さんには申し訳ありませんが

完全に実務者向けの話です😅

 

充填+付加断熱の面積比率の廃止

実は本年4月から・・・

省エネ性能の説明が義務になると共に

その肝心かなめの外皮計算方法が変更になり

その内容を少々お話ししたいと思います😁

 

充填+付加断熱時の評価方法

概要は・・・

熱貫流率の所謂U値と

日射熱取得率のη値の

算出方法が変わりました😙

 

問題の土間基礎計算方法

一番関わる箇所と云えば

土間と基礎断熱の算出法

線熱貫流率で評価となりました

 

線熱貫流率でのU値

土間と立ち上がりのR値

云わば熱抵抗を其々求め

下記の早見表にて求める方法

 

基礎断熱早見表

窓も今までは付録Bと云われ

建具やガラスに応じた熱貫流率を

使ってましたが・・・

 

開口部のU値の求め方

我々は今までもそうでしたが

各メーカー提供の値を使用する事に

なりました😗

 

開口部(窓)の新旧の違い

ここからが最重要

η値に関する内容ですが・・・

何と今までの庇の補正係数が無くなり

 

パッシブ設計の肝 η値の算出

日除け効果係数と

斜入射特性を用いる事となり

 

庇の補正係数は無くなりました

イ)定数法

ロ)簡易法

ハ)新詳細法

の3つの計算方法が用いられました😅

 

今までの求め方に近い ロ)法

何れも庇無しでは

定数しか使えませんので

 

庇の効果を改めて

見直すに良い方法かと思います😚

 

何れも庇有りが有効

ではここからが結論です😁

 

先ず庇計算方法についての

η値の違いですが・・・

 

下記のように

ロ)の簡易法が

冷房期、暖房期とも

優れた数値になるようで😁

 

η値の計算ルート

窓のU値(熱貫流率)は

我々にとっては今まで通りで問題無し

窓U値の違い

一番の新旧の違いは・・・

冒頭に述べた「基礎断熱」・・・😮

 

何れも

自立循環型住宅のモデルプランで

算出した結果では有りますが・・・

 

床断熱の違いよりも

基礎断熱の方が不利になると云う

・・・結果になります😯

 

床断熱で6%低下するのが

基礎断熱だと12%低下する・・・😅

 

現在弊社の基礎標準U値が

0.26ですから

それが0.31になると云う事?

 

床断熱VS基礎断熱

このように住宅の性能計算は

実際に近づくよう常に

見直しされています😅

 

この度も緩和的な経過措置として

窓と基礎以外は1年の

猶予期間が設けられていますが・・・

 

住まいは皆さんの

生命と財産を守る器です😑

 

こうした住宅性能評価の変化に

常にアンテナを張っている

 

真に皆さんの事を考え

家を建てる業者を

選ばないと行けないと云う事です😅

 

今日は随分・・・

実務者向けの話になりましたが

 

だからと云って皆さんが

計算までは熟知する必要は有りません

 

それよりも・・・

こうした事にアンテナの高い業者で

家を建てるのが必須と云う事を

ご理解頂ければ幸いです😅

 

業者選びの殺し文句?

新外皮計算法で計算してますか?😅

 

パッシブ設計

https://www.kondo-kk.com/passive/design/

 

 

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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