殺し文句?
実は本日上棟日でした・・・
随分物騒なお題ですが・・・
今日は・・・スミマセン
家づくりに取り組んでいる
皆さんには申し訳ありませんが
完全に実務者向けの話です😅
充填+付加断熱の面積比率の廃止
実は本年4月から・・・
省エネ性能の説明が義務になると共に
その肝心かなめの外皮計算方法が変更になり
その内容を少々お話ししたいと思います😁
充填+付加断熱時の評価方法
概要は・・・
熱貫流率の所謂U値と
日射熱取得率のη値の
算出方法が変わりました😙
問題の土間基礎計算方法
一番関わる箇所と云えば
土間と基礎断熱の算出法
線熱貫流率で評価となりました
線熱貫流率でのU値
土間と立ち上がりのR値
云わば熱抵抗を其々求め
下記の早見表にて求める方法
基礎断熱早見表
窓も今までは付録Bと云われ
建具やガラスに応じた熱貫流率を
使ってましたが・・・
開口部のU値の求め方
我々は今までもそうでしたが
各メーカー提供の値を使用する事に
なりました😗
開口部(窓)の新旧の違い
ここからが最重要
η値に関する内容ですが・・・
何と今までの庇の補正係数が無くなり
パッシブ設計の肝 η値の算出
日除け効果係数と
斜入射特性を用いる事となり
庇の補正係数は無くなりました
イ)定数法
ロ)簡易法
ハ)新詳細法
の3つの計算方法が用いられました😅
今までの求め方に近い ロ)法
何れも庇無しでは
定数しか使えませんので
庇の効果を改めて
見直すに良い方法かと思います😚
何れも庇有りが有効
ではここからが結論です😁
先ず庇計算方法についての
η値の違いですが・・・
下記のように
ロ)の簡易法が
冷房期、暖房期とも
優れた数値になるようで😁
η値の計算ルート
窓のU値(熱貫流率)は
我々にとっては今まで通りで問題無し
窓U値の違い
一番の新旧の違いは・・・
冒頭に述べた「基礎断熱」・・・😮
何れも
自立循環型住宅のモデルプランで
算出した結果では有りますが・・・
床断熱の違いよりも
基礎断熱の方が不利になると云う
・・・結果になります😯
床断熱で6%低下するのが
基礎断熱だと12%低下する・・・😅
現在弊社の基礎標準U値が
0.26ですから
それが0.31になると云う事?
床断熱VS基礎断熱
このように住宅の性能計算は
実際に近づくよう常に
見直しされています😅
この度も緩和的な経過措置として
窓と基礎以外は1年の
猶予期間が設けられていますが・・・
住まいは皆さんの
生命と財産を守る器です😑
こうした住宅性能評価の変化に
常にアンテナを張っている
真に皆さんの事を考え
家を建てる業者を
選ばないと行けないと云う事です😅
今日は随分・・・
実務者向けの話になりましたが
だからと云って皆さんが
計算までは熟知する必要は有りません
それよりも・・・
こうした事にアンテナの高い業者で
家を建てるのが必須と云う事を
ご理解頂ければ幸いです😅
業者選びの殺し文句?
新外皮計算法で計算してますか?😅
パッシブ設計
https://www.kondo-kk.com/passive/design/
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員