株式会社 近藤建設興業

内部結露の判定・・・

2022.7.14

2022年温熱大学院第4回目

お堅いお題で始まりましたが

本日は2年目突入の温熱大学院を受講😁

 

第4回目となる講義は「結露」について😗

 

結露・・・良く悪者扱いされますが

さて如何でしょうかね?😅

 

本日は「結露」について学びます

良く・・・結露は

「温度差で起きる」って云われますが

 

実は温度差は無くても湿気が多ければ

必然的に露点に達し

 

水蒸気で居られない湿気が水になります

・・・この水が結露😅

 

一次元定常計算による内部結露の判定

一次元定常計算による内部結露の判定・・・

 

又難しい言葉が登場しましたが😆

 

物理の原則で言葉は難しいですが

 

実は理屈さえわかれば結露計算は

手計算で算出する事が出来ます😁

 

外壁の部位温度が算出出来ます

例えば外壁の断面・・・

 

夏も冬も

断熱性能が良ければ良い程

断熱材の外気側の温度は

外気に近づく・・・当たり前ですよね😄

 

そこに透湿抵抗(湿気の通しにくさ)が低いと

外気側の絶対湿度が室内に近づく・・・🤨

 

要は・・・😃

 

室内から湿気が移動し

外壁側の合板裏で湿気が溜まり

 

内部結露が起きると云う事・・・😄

 

なので・・・

断熱性能が良ければ良い程

壁の中に湿気を入れない事が重要なのです😮

 

冬の結露防止は基準があります

そんな内部結露には

冬の基準は国が決めていて存在します🤨

 

先程述べたように

室内側から湿気が壁の中に

入らないようにしましょうと云うモノ😅

 

又・・・

大臣認定の非定常計算でもOKです😮

 

夏の結露防止基準は・・・無い

所が・・・

夏の基準は国には存在していなくて

当然窓の結露基準も存在しません・・・😮

 

でも昨今は夏型結露・・・云わば

屋根の放射冷却による

屋根下地の劣化の問題も考慮が必要です😗

 

考えてみれば・・・

窓が結露しても見える場所だし

 

窓の結露によって躯体が損傷を受けない

と云うのが国の見解だからです😊

 

でも内部結露は見えませんし

躯体に重大な損傷を及ぼす恐れがある

よって基準が設けられている

のだそう・・・😗

 

部位の温度と絶対湿度が

分かれば結露判定可

「結露計算ってしてますか?」🙁

 

最近では一般の皆さんから

聞かれる事があります・・・😁

 

当たり前なので笑顔で返します😁

 

そんな結露計算・・・

普段はソフトに入力しますが

 

算出したい部位の温度と

絶対湿度が分かれば

結露の有無は計算できます😆

 

複合マドvs樹脂マド表面温度参考

もう一つ良く聞かれるのが

「窓はやはり樹脂が優れてますよね?」

って質問・・・😁

 

何なんでしょうね・・・

SNSやYouTubeの影響でしょうか😄

 

「窓は複合はダメで樹脂が良い」とか

 

「夏に窓を開けると

湿気が侵入してカビだらけになる」とか😁

 

結露は相対湿度も関係します

まぁ・・・いずれも

偏った考えや尖がった内容でなければ

ウケ?ないからでしょうか😅

 

我々ように正確な話をすると

面白味は無いですから・・・

 

中々真実は浸透しないモノ😆

 

ツイッターなどは

樹脂マドの信者まで居ますからね😙

 

冒頭にお話ししたように

 

窓も見えない内部も

状況により刻一刻と変化し

 

結露を一言で決めつけるのは

如何なものかと思うのです・・・😄

 

意外な最寒月の日最低外気温平均値

上記の最寒月の

日最低外気温平均値の様に

 

実は過去の経験や悪しき習慣などの

思い込みが曲がった見解を助長しています🤨

 

家を建てる一般の方は

 

そんな影響力のある人の

ほんの一部を摘まんだ偏った話を

信じたり・・・

 

実際行動に移し

家を建てたりしています🤨

 

サッシメーカーさんも

非常に努力をされていますし

 

我々実務者は

そんな窓の結露データを欲しています😗

 

「窓は結露したらダメ」などの

そんな偏った意見が

 

真実を隠ぺいする事に

成っているやも知れません・・・

 

求む真実・・・

皆さんも・・・我々も・・・です😁

 

住まいと環境社

http://www15.plala.or.jp/noike/index.html

完成体感会

https://www.kondo-kk.com/event/27570/

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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