内部結露の判定・・・
2022年温熱大学院第4回目
お堅いお題で始まりましたが
本日は2年目突入の温熱大学院を受講😁
第4回目となる講義は「結露」について😗
結露・・・良く悪者扱いされますが
さて如何でしょうかね?😅
本日は「結露」について学びます
良く・・・結露は
「温度差で起きる」って云われますが
実は温度差は無くても湿気が多ければ
必然的に露点に達し
水蒸気で居られない湿気が水になります
・・・この水が結露😅
一次元定常計算による内部結露の判定
一次元定常計算による内部結露の判定・・・
又難しい言葉が登場しましたが😆
物理の原則で言葉は難しいですが
実は理屈さえわかれば結露計算は
手計算で算出する事が出来ます😁
外壁の部位温度が算出出来ます
例えば外壁の断面・・・
夏も冬も
断熱性能が良ければ良い程
断熱材の外気側の温度は
外気に近づく・・・当たり前ですよね😄
そこに透湿抵抗(湿気の通しにくさ)が低いと
外気側の絶対湿度が室内に近づく・・・🤨
要は・・・😃
室内から湿気が移動し
外壁側の合板裏で湿気が溜まり
内部結露が起きると云う事・・・😄
なので・・・
断熱性能が良ければ良い程
壁の中に湿気を入れない事が重要なのです😮
冬の結露防止は基準があります
そんな内部結露には
冬の基準は国が決めていて存在します🤨
先程述べたように
室内側から湿気が壁の中に
入らないようにしましょうと云うモノ😅
又・・・
大臣認定の非定常計算でもOKです😮
夏の結露防止基準は・・・無い
所が・・・
夏の基準は国には存在していなくて
当然窓の結露基準も存在しません・・・😮
でも昨今は夏型結露・・・云わば
屋根の放射冷却による
屋根下地の劣化の問題も考慮が必要です😗
考えてみれば・・・
窓が結露しても見える場所だし
窓の結露によって躯体が損傷を受けない
と云うのが国の見解だからです😊
でも内部結露は見えませんし
躯体に重大な損傷を及ぼす恐れがある
よって基準が設けられている
のだそう・・・😗
部位の温度と絶対湿度が
分かれば結露判定可
「結露計算ってしてますか?」🙁
最近では一般の皆さんから
聞かれる事があります・・・😁
当たり前なので笑顔で返します😁
そんな結露計算・・・
普段はソフトに入力しますが
算出したい部位の温度と
絶対湿度が分かれば
結露の有無は計算できます😆
複合マドvs樹脂マド表面温度参考
もう一つ良く聞かれるのが
「窓はやはり樹脂が優れてますよね?」
って質問・・・😁
何なんでしょうね・・・
SNSやYouTubeの影響でしょうか😄
「窓は複合はダメで樹脂が良い」とか
「夏に窓を開けると
湿気が侵入してカビだらけになる」とか😁
結露は相対湿度も関係します
まぁ・・・いずれも
偏った考えや尖がった内容でなければ
ウケ?ないからでしょうか😅
我々ように正確な話をすると
面白味は無いですから・・・
中々真実は浸透しないモノ😆
ツイッターなどは
樹脂マドの信者まで居ますからね😙
冒頭にお話ししたように
窓も見えない内部も
状況により刻一刻と変化し
結露を一言で決めつけるのは
如何なものかと思うのです・・・😄
意外な最寒月の日最低外気温平均値
上記の最寒月の
日最低外気温平均値の様に
実は過去の経験や悪しき習慣などの
思い込みが曲がった見解を助長しています🤨
家を建てる一般の方は
そんな影響力のある人の
ほんの一部を摘まんだ偏った話を
信じたり・・・
実際行動に移し
家を建てたりしています🤨
サッシメーカーさんも
非常に努力をされていますし
我々実務者は
そんな窓の結露データを欲しています😗
「窓は結露したらダメ」などの
そんな偏った意見が
真実を隠ぺいする事に
成っているやも知れません・・・
求む真実・・・
皆さんも・・・我々も・・・です😁
住まいと環境社
http://www15.plala.or.jp/noike/index.html
完成体感会
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員