株式会社 近藤建設興業

トリプルスリー?

2017.3.23

広島出張の為

ご無沙汰してました・・・・

 

溜まってたネタご披露します

 

まずは浅口市鴨方

先日行われた「気密測定」

 

最近ではすでにご存じの方も増えました

家の断熱性能の2020年問題・・・・

特に問題でもなんでもなく

 

家を建てる方にとっては最低限

当たり前の断熱性能なのですが・・・・

 

如何せん我々の業界は低レベルで

 

「ギリギリ基準を良し」とする風潮が

今でも蔓延していて申し訳なく・・・・

 

事の始まりは・・・

 

18年も前に作られた家の断熱性能

「次世代基準」なるもの

当時は家の断熱性能を4つに分けて

等級となずけ

 

華々しくスタートを切りましたが

 

この4つの等級・・・・

 

当時どこを採用しようが

まったくもって自由で

 

家は自己責任で建てましょう的な

 

良くも良悪くも「良い加減」

 

ついでにこの時に「家の気密」の

基準も無くなったのであります

よってそれ以降日本の法律としては

家の性能に「気密」は

論じられなくなった訳です

 

戦後・・・・大量生産が良しと考え

家の工業化を奨めた日本は

 

「ハウスメーカー」なる

本来家を造るべきではない企業が生まれ

 

住まう人の快適性や健康を等閑にした

大量生産大量消費の工業化された家が

量産されたのです

よって現在

「家の気密性能」は法的な縛りはなく

今でもスッカスカの家が

大量に造られ販売されています

 

でも皆さんが思うより

「家の気密性能」ってとっても重要

 

いくら断熱性能が高くても

「家のすきま」が多いと

外的要因に室内の環境が左右され

まったくもって話しにならないのです

家の「断熱」と「気密」は

切っても切れない関係

 

「換気」と合わせてトリプルスリー?

 

2020年になって

「家の断熱性能」は底上げされるでしょうが

「家の気密性能」は置き去りにされるでしょう

 

もし皆さんが

これから家を建てられるなら

 

「家の気密性能」にもこだわったほうが

良いようですよ・・・・・

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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