株式会社 近藤建設興業

検証・・・

2018.1.30

昨日に引き続き岡山バウムハウス・・・

 

バウムハウスはドイツの家ですが

 

日本基準の家と、ドイツ基準の家と

何処がどー違うのか?

 

今日は検証してみましょう

今現在世界基準となりつつあるのが

Ua値・・・・アベレージのaを使って

平均熱貫流率と云います

W/㎡・Kで示されますが

同じ単位で

熱損失係数と云うものもあります

室内外の温度差が1℃の時

建物全体から1時間に床面積1㎡あたりに

逃げ出す熱量のことを指します

この熱損失係数=Q値には

換気による熱損失や

C値・・・・

隙間による熱損失も含みます

所謂・・・・

実際に生活して体感する感覚が

数値化されるのがQ値

熱損失係数なのです

お気づきの方もいらっしゃると

思いますが・・・・

と、云う事は

 

隙間が多い家は熱損失が多い訳で

必然的にQ値は悪く成ります

よって今現在・・・

 

日本を始め世界中

隙間が少なくできない家が多いものですから

熱損失係数=Q値は廃版となった訳です

でも、先程からお話してるように

実生活はQ値が体感上正しい

なので国の基準では廃版になっても

Q値は重要だと云う事なんですよね

さて、話を戻しまして

ドイツ基準VS日本基準ですが・・・

 

住まう人を

全くと云い程無視してきた日本と

 

住まう人を大事にしていたドイツとの

住宅性能についても考えは異なり

特に熱移動についての見解は

大きく異なります

その違いは・・・・

日本は熱移動を認める考え方・・・

ドイツは熱は移動しない考え・・・

もとい

熱移動しないのではなく

熱移動があっても影響しない

断熱材の厚みが有るという事

云わば熱移動を

厚みによって妨げる考えがドイツで

日本はある程度の熱移動は認めると

云う事・・・・・

なので日本は・・・・

その許容度の最低しか義務付けてないから

性能がバラバラなんですね

 

後は湿度の問題や

様々な要素が絡みますので

一概には言えません・・・

 

一部の方たちは

ドイツの家が優れていて世界一だと

云ってますが・・・・

 

ドイツVS日本は

どちらともいえない・・・が

正解ではないでしょうかね

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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