耐用年数・・・
明日から梅雨入りらしいですね・・・
そんな貴重な天気の中せっせと洗帽中
ヘルメット・・・所謂保護帽
昨日の上棟で大工さん達に使って貰った
大事な安全対策の道具です
このように使った後は奇麗に洗浄して
乾かして次回に備えます
実はこちらの保護帽
耐用年数が決まっているのです
ヘルメット自体は購入後3年
無論使わなくてもです
装着体っていってヘルメットのなかの
ハンモックやヘッドバンド
後、あご紐などは何と1年なのです
勿論異常が無くても・・・なんですよ
このように現場での命を守る道具には
厳しい決まりが有るんですよ~
だから大工さんが現場で使うヘルメットは
いつも新品同様・・・
時々聞かれます・・・
「ヘルメット新しくしたんですね~」って
「は、はい・・・」
一応こうした決まりが有るので
常に新品のよう見えますが
定期的に交換していると云う事です
さぁ次の現場でも大工さん達に
気持ちよく使って貰える事と思います
安全第一・・・鉄則ですね
午後からはこれまた連日の
Zoom会議が行われています
さて、先ほどの耐用年数
勿論「家」にもある訳でして・・・
実は「家」には
耐用年数と耐久年数と云う言葉が有ります
今現在「家」の耐用年数は
な、なんと・・・25年
所謂・・・耐用年数とは
資産価値としての存在年数の事
結論・・・普通の家は
25年後に売却したら0円と云う事
これ・・・ちゃんと国が定めています
そしてもう一つの耐久年数とは?
これは実際住める年数の事を云います
此方の定めはなんと30年・・・
いやいや・・・住める年数が30年って
そんな事は無いだろう?ってお思いでしょうが
実は戦後の「家」の耐久年数は
そんなものだったのですよ・・・
時は流れ・・・
30年以上住める「家」は
確かに増えたかもしれません
でも耐用年数25年ってのは
今でも変わりません・・・
日本人の人口ピークは2008年・・・
その翌年2009年につくられたのが
「長期優良住宅」
戦後の・・・
質よりも量を優先してきた住宅政策が
変換した記念すべき年であり政策です
皆さんがこれらか建てる家は
何故「長期優良住宅」でないといけないか?
お分かりいただけると思います
人生100年時代だとか云われています
家の耐用年数が寿命より短くて
・・・どーします?
60年続く家
近藤 直岐
社長のひとりごと
株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員